推しが結婚した話
9月末、人生で初めての推しが結婚しました。
小6の時に好きになってから人生の半分以上追いかけていた人でした。
その知らせを知ったのは17:00過ぎ、バイト前に飲食店で小腹を満たそうとしている時。
数年前から覚悟はしていたことでしたが実際にその時が来てみると頭は真っ白になりました。
食欲なんてありませんでしたが注文してしまったためキャンセルすることもできず、無理矢理完食して吐きそうになりながら店を出たのを覚えています。
その後バイトには行きましたが記憶はなく晩ごはんを食べる気も起きませんでした。
「そろそろ食べないと腐りそうだから」などと理由をつけて食べたような気がします。
その日は結局ニュースもSNSも見ることなく夢であることを願いながら全てを忘れられるように眠りにつきました。
翌日、午前中のゼミを受けて教習所まで時間が空いたので気持ちが少し落ち着いたこともありSNSを見てみました。
彼の話題は避けるようにしていたのですが、全然関係ない話題で涙が出てきたときはさすがに「思ってるより重症だな」と感じました。
その日の夜はあまりにも弱っている私を見かねてか友人が駆けつけてくれました。
美味しい食べ物、大好きなお酒、気の置けない友人。
そして自分の想いを始めて口にするとお店なのに涙が出てしまいました。
個室で本当に良かった。
付き合ってくれてありがとうね。
私は今まで彼の恋人になりたいと思ったことも彼と結婚したいと思ったこともありませんでした。
私にとって彼は所謂「リアコ枠」ではなかったのでしょう。
ではなぜ今でもふとした時に虚無感に襲われどうしようもなく泣きたくなるのでしょうか。
それは、今まで言葉にしなかっただけで頭の片隅に置いていた「ファンの私が知らない彼」を彼の言葉で伝えられたからじゃないかと思います。
彼には彼のプライベートがあって、私はそこに関わりたいともその必要がないとも思っていました。
アイドルの彼にはライブに行けば会えるますしメディアで見つけられないことはありません。
お互いに100%の正解がない世界で、彼もことあるごとにファンへの道標と感謝を伝えてくれていました。
それに応えるべく、ファンの私ができる形で彼に恩返しをしてきたつもりです。
しかし、世界中の人を幸せにしてきた彼を幸せにできる唯一の人との生活がどこかにあり、そこには一生触れることができないと改めて気づきました。
「彼を幸せにすること」においてメンバー以外で敵わない相手の存在を初めて知りました。
しかもお相手は表世界の方ではないですし、顔も名前も知らない私にとって概念でしかないのでなおさらなのでしょうね。
1日経って彼のコメントを初めて熟読しました。
真っ直ぐで丁寧な言葉遣い、自分自身を卑下せずファンの想いも無下にしない言葉選び、全てが私の好きになった彼でした。
最初から最後まで全部彼の声で再生されたことに気づき、やっぱり彼のファンで良かったなと感じました。
彼が笑顔になる理由が増えたならいいじゃないかと思え始めました。
素直に喜べなくてごめんなさい。まだ引きずっていてごめんなさい。
時間はかかるかもしれませんが、少しずつ前向きになれているので許してください。
今までもこれからもたくさんの幸せをありがとう。
櫻井翔さんが、今日も世界で1番幸せでありますように。本当におめでとう。
夢のつづき
夢のつづきを、観てきました。
ドルビーシネマという設備自体も初めてだったのですが、映像も音響も桁違いで本当にドームの中を自由に飛び回っているような感覚でした。
既に発売されているライブDVDはその日の公演を収めたその日のファンの記憶なら、今回の映画はツアーに行った全てのファン、関わって下さったスタッフさん、そして嵐の記憶を収めたものだと思います。
映画のタイトルがRecord of Memoryではなく"Memories"の理由がわかったような気がします。
正直、映画を観ている最中はそちらを追うのに必死で他に何も考えられませんでした。
しかし、終わった後余韻に浸りながら思い出してみるとDVD収録とは違う「映画のための収録」に対する思いやりが散りばめられていたように思います。
私は現場レポートをあまり見ないので23日も行われたのかはわかりませんが、MCも挨拶も"その日"思ったことを話すからカットしたのかな、とかアンコールの二曲をエンドロールに使ったのは会場のスクリーンで流れていた映像を見せないようにするためなのかな、とか。
あまり内容を話しすぎるとこれから行く方々の妨げになるので、それについてはまた追々、私自身も映画の回数を重ねてから文字に残せたらと思います。
最初の挨拶で翔くんが「同じ夢を見よう」って言ってくれたこと、その言葉と同じ歌詞が『君のうた』にあること、偶然か否かはわかりませんがこの映画のテーマが「さあ、映画館で夢のつづきを始めよう。」だということ、一生忘れません。
家に帰ってFC限定で配信してくれた舞台挨拶を拝見しました。映画を観ていたときは目と耳に焼き付けるのに必死で泣く暇などありませんでした(危ない時はあった)。
しかし、大野さんは手紙での参加だったけど『嵐』が揃っているのを見て、彼らから紡がれる言葉を聞いて、涙が止まらなくなりました。
活動休止してからも誰かしらメンバーの姿を見ない日はないし、残してくれた曲もYouTubeもあって私も全然気づかなかったのですが、嵐としてファンの方の前に生で立ってくれるのは2019年末の5×20ツアーファイナル以来だったのですね。
会場にいるファンや映画館にいるファンだけでなく、その前後にあるファンのバックグラウンドまで想ってくれている翔くんが好きです。
私は翔くんの考え方、そして彼から発される言葉がどうしようもなく好きなんだと改めて思いました。
嵐さんの言葉でこの映画の話を聞けたことが何より嬉しかったです。嵐以外から発される言葉は何もいらないと思うほどに。
11月3日という大事な日に、しかも初日に観に行くことができて本当に幸せでした。活動休止してからも幸せを届け続けてくれてありがとう。嵐のファンでよかったと、毎日心から思っています。
嵐に幸あれ!!!!!